週末大会について

基本的に、参加資格、参加条件などはありません。
説明の際によく使われている例えですが、
週末大会の方向性は『草野球』です。

予選を勝ち上がった選手たちが日本一を目指す高校野球でもなければ、
スター選手のプレイを見て楽しむプロ野球でもありません。
勝ったところで栄光の優勝旗も多額の報酬もありません。

そもそも、誰かのプレイを見る番組として生まれたわけでは無いのです。
配信しているのでそういう楽しみ方もできるとは思いますが、基本的には
誰もが参加でき、誰もが選手(プレイヤー)になって”遊び、交流する”場なのです。
なので時間が合うなら気軽に参加して下さい。

……という感じで、大雑把にでも理解してもらえれば幸いです。
ざっくり説明、完。
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ここから下は興味のない人は読まなくていい、週末大会に関する昔話をします。
この記事を書いているShow.から見た昔話です。長いので見たい人だけどうぞ。

週末大会の発端は2009年、2ch掲示板の『Xbox360版ストIVスレ』。
今のサムスピもそうですが、ネットでの対戦相手がちょっと少ない状況でした。
そこである人が「なら時間を決めて集まろう」と旗を振り、週末大会が始まりました。

当時は動画をアップするニコ動やYoutubeはありましたがライブ配信に関する環境はまだ十分とは言えない状況でした。
海外にはゲーム配信で盛り上がりつつあるJustin.tv、Ustreamがあったけど、日本向けにはサービス開始していない時代。TwichはJustin.tvから変化したものなのでまだ影も形もない。

そんななか、大会は掲示板を利用して進行。参加を希望する人が掲示板にゲーマータグを書き込み、発起人の方が組み合わせを決め、それに従ってそれぞれ対戦が行われます。
対戦した2人は負けた方が掲示板に「○○さん勝ち上がりです」と報告、発起人の方が情報をまとめて次の組み合わせを発表していく大会でした。

後日、自分が対戦した様子をニコ動にアップする人は何人かいて、それが週末大会で行われた対戦の様子を当事者以外が知る唯一の手段でした。
今でもニコ動で『ストⅣ週末大会』で検索すると出てきますよ、2009年の動画が。

ちなみに今で言う一回戦や二回戦の戦いが並行して同時進行していたので、展開は速かったです。
この時点では週末大会は2ch掲示板の『Xbox360版ストIVスレ』の中のイベントでした。

※余談ですがPS3版ストIVプレイヤーたちは2ch掲示板よりIRCをメインに集まっていたようです。時代ですね。

やがて発起人の方が仕事で海外出張することになり、誰か後を継いで大会の運営をやってくれないかという話が出たとき、手をあげたのが現在の週末大会を立ち上げたツナさんです。
ツナさんは当時の週末大会で遊んでいたXbox360のフレンド何人かに声をかけ、協力を募りました。それが現行の週末大会の初期メンバーです。

週末大会の初期メンバーには偶然にも、技術系や創作系に強く、また週末大会を成功させるための熱意と責任感のある人々が揃っていました(Xbox360ユーザーの平均年齢が高いことが幸いしたのかも)。
最初に目指したのは、2ch掲示板でもツナさんが仮で作ったのでもない、週末大会専用のホームページ作成。
ちょうど2010年4月にスーパーストリートファイターIVが発売されるということで、そのタイミングでスタートできるように仕様を詰めていきました。

そのなかで
・対戦の様子を他の人にも見せたい
・勝敗の報告をしてもらわないと進行が止まる問題をなんとかしたい
となれば
「進行管理を専任するホストがひとりずつ招待、対戦してもらい観戦、それを配信するのはどうだ」
という結論に至るのは当然なのですが、
「いやそれホストの負担が重すぎるし時間かかりすぎる、無茶でしょ」
という危惧も当然ありました。

そもそも大会運営を行うのに実用的なライブ配信サービスが前述のように海外のJustin.tv、Ustreamくらいしかない時代。
個人レベルはともかく、多人数参加型の格ゲー大会をライブ配信しながら進行するなんて、私の知る限りどこもやっていなかったはずです。
「昭和は携帯電話がないので待ち合わせに遅れたら連絡手段がない」なみの、今を知る人からするとうっそだーと思われる話かもしれないけど、本当なんです。

前例のない試みだが、なにはともあれやってみよう、ということでスーパーストIVの発売にあわせて2010年4月にホームページ公開、配信サービスは最初Ustreamを使用。
心配した「ホストの負担が重すぎるし時間かかるのでは」問題は……解決してないけど根性で押し通しました。というか今もこの問題は根本的に解決してないです(多少は楽になるツールも作りました)。

※ちなみに週末大会と同じくらいの時期に『GODS GARDEN』さんが、翌年には『TOPANGA』さんが始まりますが、どちらもプロ野球の方向性……スター選手のプレイを見て楽しむ番組としての色が強いものでしたので、なら競合しないなと週末大会は気にせず草野球の方向性でやってます。

ホームページは最初、わたくしShow.が作ったフルスクラッチHTMLだったけど、途中からWordPressを使ったブログ形式に移行。デザインに関しては週末大会スタッフのがんドレさんがイラストレーターの方々にお願いしてくれて、雑君保プ先生にロゴを、大山樹奈(きな)先生にイラストを提供してもらいました。感謝!

そんなわけでスーパーストIVから現在のかたちになった週末大会はその後、アルカナハート3やソウルキャリバーV、ストIII3rdOEやストVなどのタイトルも扱い、(2018年末~2019年6月の休止期間を除いて)ほぼ毎週なんらかの大会を行ってきて今に至るわけです。

※でも私のミスで2013年1月以前のデータはすべて消えてしまいました。
本当に申し訳ない……。